コラム

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メンタルヘルス実践講座シーズン2
第9回 コンサルタントの視点から見る①

皆さん、今回は『担当者がやってはいけないこと』についてです。


担当者には、各職場からの困った問題が多く寄せられることと思いますが、
そのほとんどが、ルールに従って処理されていれば『問題』になっていないことではないでしょうか。

皆さんは、問題が起きてから現場に駆けつける、ということを繰り返してはいけません。
それを断ち切るためには、一回苦労しなくてはなりませんが、
全社共通のルールを作って、それを周知しなくてはならないのです。

モグラたたきは誰にでもできますが、
社内ルールを一から作り、上層部から現場まで説明して理解を得る、
これは大仕事です。
それだけに成し遂げた時の達成感もひとしおでしょう。

また、やってはいけないことのひとつに、『復職者に対する安易な異動』というのがあります。
誰しも、病気上がりの人を受け入れたくない気持ちがありますが、
拒否する管理職に圧倒されて、安易に異動を考えてはいけません。
健康な人が考える以上に、異動はメンタル不調者にストレスを与え、
また一から人間関係を構築したり、新しい仕事を覚えたりといった
負荷がかかることになるからです。

原則、元の職場に戻れないうちは、復職させてはいけません。
当然、元の職場に疾患の原因があるようであれば、臨機応変に対応しましょう。
ただ、多くの場合、本人の働き方に問題があるのであって、(管理職の働かせ方、とも言えます)
仕事の内容そのものに原因がある、というのは少ないものです。


それから、これは非常によく見られる事象ですが、やってはいけません。
それは、『復職者をいったん人事や総務で預かる』という行為です。
わたしには理解しがたい行為ですが、
上記の通り、以前の職場に戻れないから、一時避難的に人事や総務に座らせておくと言うのであれば、
それはリハビリでも何でもありません。
リハビリとは、元の職場で徐々に体を慣らしていくことを言い、
人事や総務で慣らすというのは、理にかなっていません。
また、それは人事や総務というのが刺激や業務の少ない場所、という誤解も与えます。
本来、人事や総務は猛烈に忙しい部署であり、
復職者にとっては、全くなじみのない新しい職場であったりします。
それは本人にとってストレスとなり、病気の回復を遅らせることがあります。

根岸 勢津子
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