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総務部門で押さえておきたいネットワーク動向
第3回:企業向けルーター市場シェアデータの発表

2017年08月28日


 さて、今回は「企業向けルーター市場シェアデータの発表」というタイトルで書きます。

 8月8日に日経メディアにて企業内ルーターの使用率が発表されました。この調査は販売数の市場シェアではなく、現在使用されているルーターの市場シェアのデータになります。

 今年と去年のシェアを比べると、順位に変動はなく、ヤマハとシスコシステムズ(以下、シスコ)がシェアを伸ばし、ほかの製品がすべてシェアを落としている状況でした。

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■ ネットの反応

 ネットの反応を見ると、ヤマハが好きな理由に、ACアダプタがハードウエアに内蔵されているからという方もいました。シスコはかなり大きなACアダプタが必要なので、実際に使っていると少し気になるかもしれません。ただ、海外製なので日本の電圧に直すためにACアダプタは大きくなってしまうようです。また、ヤマハはかなり高機能、ハイパフォーマンスで壊れることがほとんどなく、万が一壊れても量販店で購入できるのがいいという意見もありました。このあたりが、ほかの製品と比べて大きなアドバンテージになっているのかもしれません。

■ 二強の特徴

 さて、今回発表されたシェアについて、個人的な意見として解説したいと思います。
 市場シェアが伸びているのはヤマハとシスコの2つ。二強だと思います。業界では有名な話なので、あえて説明することもないのですが、ヤマハが強いのは企業向けの用途。一方、シスコが強いのはクラウドサービスを提供されるデータセンター内の設置や大企業での用途。両社の製品を比べると、そもそもそのようなターゲットを想定している価格帯になっています。そして、両製品のトレーニングの観点からもその違いがわかります。ヤマハ製品には認定の有料トレーニングというものがなく、トレーニングを受けなくても設置・運用できるように作られています。またドキュメントも公式・非公式含めてかなり豊富で、困ったことがあればネットで検索すれば大概のことは何とかなります。一方でシスコのほうは認定スクールでの認定トレーニングしか認められていなく、担当するエンジニアはトレーニングを受けることが前提になっています。

 一言でいうと、手軽にしっかり使いたい人はヤマハで、大規模なトラフィックをしっかり制御したい人はシスコという感じでしょうか。

 ちなみに国内ルーターの市場データはデータによって順位は若干違いますが、トップ2強はこの2社で確定しており、どこの規模で切るかによって、順位が違っているようです。日経系のデータはシェアと満足度でここ数年、ヤマハが首位です。ご参考まで。

佐々木 晶子
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