社内広報概論:ステークホルダー別広報

最終更新日:2013年02月27日

社内広報概論:目次

社内報をはじめとする社内広報メディアの企画編集の前に、広報という概念をおさらいしておきましょう。



「広報というのは、経営そのものだと思わなければなりません」。これは、元経団連会長平岩外四氏の言葉です。一般的に、「広報」といった場合に、「知らせる」ことと捉えることが多いかと思います。しかし、それはあくまでも狭義の広報でしかありません。広義の広報とは、「組織と社会との望ましい関係づくり」、そのための考え方であり、行動のことです。ここでの社会とは、企業を取り巻くとステークホルダーと言い換えても良いかもしれません。

ステークホルダーとは一般的には、株・取引先・顧客・地域・行政、そしてそこで働く従業員、その家族、OBも含みます。これらのステークホルダーとの良好な関係を築き、そして維持していくことが広報そのものなのです。



そのためには、企業とステークホルダーとの相互理解が必要となります。各ステークホルダーの状況を理解し、自社がどのように思われているのか、自社に対してどのような要望があるのかを把握するとともに、自社の経営理念や現在の状況など、企業自身のことも理解してもらう必要もあります。そうすることで企業とステークホルダーとの間で「コミュニケーション」が成立することになります。



各ステークホルダーに対する広報とはいかなるものかを図表(1)に示しました。また、企業の外に存在するステークホルダーに対する発信メディアは、図表(2)に示します。



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(執筆:ナナ総合コミュニケーション研究所

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