総務辞典

社内報

社内報の内容、切り口、見せ方

読まれるだけではいけないものの、読まれないことには始まらない社内報。読まれるためのポイントは3つあります。まずは、読みたくなる内容かどうか、ということです。読者を振り向かせるためには、読者の興味、関心事にリンクしていなければなりません。そのためには読者である従業員のことを知らなければなりません。この点については後述します。

一般的に従業員が社内報に求めていることは図表(4)に示したようなものと言われています。読者の関心事から企画立案することは、読まれる社内報への近道です。

次に考えることは、読みたくなるような切り口かどうかということです。身近な従業員を登場させ、親近感を持たせ、そして当事者意識を持たせることです。自分のこととして読んでもらわないと、その後の共感、行動には結びつかないのです。書かれている内容が、一体、自分にとって何の関わりがあるのかに気づいてもらわないといけないのです。

共感を持ってもらうためには、登場している従業員が本音で語ることが大切です。部署を背負うのではなく、「自分自身として」どう感じているのかを発言してもらうのです。事実を知らせるだけのニュース記事も従業員に語らせること、そこに思いが現れ、共感を得ることができます。「人間が最も興味を持つものは人間である」という言葉があるように、身近な従業員を登場させることは、読ませるフックとなります。多くの社内報がたくさんの従業員を登場させているのは、そういう理由からなのです。

また、身近な従業員が、身近に実行していることを掲載することで、「自分にもできる」と思わせる効果があります。そして、従業員が登場していると、本人は必ず読みますし、家族に見せることもあるでしょう。同じ部署、知り合いは興味を持って読んでくれるでしょうし、同期は刺激を受けることになるでしょう。つまり、ある階層に当事者意識を持たせ、共感してもらうには、その階層と同じ階層の従業員を登場させると効果があるのです。同じ境遇、同じ立場、同じ職種、同じ階層、同じ年代、同じ○○、読者はそこに「つながり感」を持ち、興味を示すのです。

最後が、読みたくなるような見せ方をしているかどうかということです。

扱っているテーマもおもしろそうだ、自分と同じ立場の従業員が数多く登場している。でも、こんなに文字がぎっしりだと読む気にならない。このようなことにならないためにも、忙しい従業員でも読みやすい、親切な誌面構成が必要となります。読者の関心事にリンクしたタイトルであり、わがことと感じさせるリードがついていて、小見出しだけを追って行ってもある程度内容が理解できる誌面構成が望まれます。全文を読まないと内容がわからない記事は読まれない可能性が高いと考えていいでしょう。かっこいいデザインは必要ありません。読者に親切な誌面であればいいのです。

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(執筆:ナナ総合コミュニケーション研究所


さらに詳しく、社内報、社内コミュニケーションについて知りたい場合、下記をご参照ください。

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