総務辞典

社内報

企画ごとの読者ターゲット

先に、読者の関心事にリンクしていないと読まれないと記しました。そのためには、読者(=従業員)のことを知らなければいけません。いま読者はどのような気持ちで仕事をしているのか。読者の抱えている仕事上の不安や課題、問題意識を、現場を歩いてキャッチしていくのです。デスクに座っているだけでは、このような情報は決して集まりません。

そして、従業員は一人ひとり異なる価値観を持って生きている「一市民」であることも忘れてはなりません。ということは、一人ひとり情報の受け取り方が異なるということです。仕事より、自らの生活のほうが大切であるのです。読者に寄り添い、読者にいかに迫れるかが大事です。また、社内報を担当する皆さんは、本社の中枢部門で働いています。会社のさまざまな情報に日々接しています。現場はそうではありません。社長の名前すら知らない場合もあります。決して、広報部視点で編集しないように気を付けましょう。従業員目線、現場目線で企画、編集していきましょう。

次に、読者ターゲットを定めることが大事です。社内報として、どの階層をメインの読者として編集していくかということです。階層のターゲットは、ここが動けば会社が動くという、影響力のある階層です。例えば、これから会社を背負っていく若手リーダー。会社の主戦力であるパート・アルバイトの方など、そのメイン読者を意識して企画編集していくターゲット。

もうひとつのターゲットは、号ごと、企画ごとに設定することです。というのも、同じ会社の従業員といえども、知識の前提条件が異なります。また職場環境、価値観、全てが一人ひとり異なります。深く刺さる企画にしようとすればするほど、ターゲットを絞らないと、共感を得ることは困難です。ニュース記事や、会社の概況を理解してもらう企画は別ですが、共感を得る、そして行動に結び付ける企画は、全員に読ませることは無理と考え、その企画ごとに明確なターゲットを絞って編集していくと良いでしょう。


(執筆:ナナ総合コミュニケーション研究所


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