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  • 『月刊総務』2015年6月号連動特別インタビュー(1/3)

観葉植物のレンタル事業、造園事業、芝生事業などを手がけるグリーンテック株式会社。21年前、2人で始めた会社は、事業の成長と共に社員も増加。しかし社員教育を社内で担うには、時間もノウハウも足りない。そこで外部の研修を導入したところ社員も社内の空気も激変。その研修の内容や、学びを生かす方法などをうかがった。

(取材・文:石田ゆう子)

会社の成長と共に社員も増やしてきたが、教育までは手が回らない。そんな悩みを抱える企業も多いのではないだろうか。同社の代表取締役 張ヶ谷政喜さんもその一人。 「当社は、観葉植物のレンタル業から始めた会社です。仕事が増えるにつれ、少しずつ社員も増やしてきましたが、ほとんどが中途採用で前職もさまざま。そんな彼らがここで少しでもスキルアップできるようにしたい。何より、仕事は単にお金を頂くためのものではないことを、そこには、お客さまに喜ばれるとうれしいといった、何かしらの自分の価値観があって楽しいものだということを教えていきたい。そんな思いがありました」

自身は、商工会議所などの研修に参加する機会も多く、得た知識を「張ヶ谷塾」のようなもので伝えていこうと考えていた。しかし社長業は忙しい。思うように時間は取れず、伝えるのも難しい。社員と一緒に研修に参加したこともあったが、1回や2回の研修では学びは継続されない。試行錯誤する張ヶ谷さんに「プロに任せては」と友人が勧めてくれたのが、企業向けの人材育成、研修を専門に行う株式会社FCEトレーニング・カンパニー(以下FCE)だった。

まず、管理職の2人から研修に参加することにした。実はこの2人、上は物静か、下は積極的という性格の違いもあってか、どこかギクシャクしたところがあった。その関係性は当時、社員数7、8人とまだ小さな組織だったが、社内の空気にも影響を及ぼしていた。「なんとかしたい」との相談に、FCEが提案したのが「情熱研修」の管理職向けコース。 これは合宿型の研修で、参加者が数人のグループに分かれて、会議式のトレーニングなどを行うもの。肝は、最終日の決意表明審査。合格しないと研修終了とならず、これが厳しい。合格するまで何度も何度も挑戦する。その過程で得たものが大きな力となる。

「2人はそれまで、お互いを誤解している面もあったそうなのですが、研修で本音で向き合えたことで、それぞれの立場を尊重しながら一緒にやっていこう!という状態に変わることができた。FCEには、2人が一致団結して、みんなを引っ張っていくようになってほしい、との要望書を出していたのですが、その通りになりましたね」(張ヶ谷さん)。

研修から戻った2人は、「ぜひ、この研修を他の社員にも受けさせたい。みんなが変わったらうちの会社はすごいことになりますよ」と提案をしてきたという。事実、それから4年経った今、同社は事業部門が増え、社員数も10人増えた。もちろん研修だけが要因ではないが、大きなきっかけとなったことは間違いない。

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