『月刊総務』プロジェクト:
【緊急座談会】第2回「全国総務大賞」の裏話
~現役総務担当者の視点で見る各施策の評価ポイント~
vol.3 受賞企業の評価(後半)
2012-01-27 10:54
受賞企業の評価(後半)
さて、少し脱線してしまいましたが、ここで本題に戻りたいと思います。まだBさんの印象に残っている企業をおうかがいしておりません。Bさんはどの企業が印象に残りましたか。
B:私は株式会社船井総合研究所様の取り組みが印象に残りました。この作品から会社への愛社精神をすごく感じました。一つひとつの活動は地味ですが、会社のためを思って取り組んでいる点に心が動かされました。コンシェルジュ・ベアのふなくま君というキャラクターの活用や、社員証のストラップを社員、パート、アルバイトといった従業員の垣根をなくして同じにする活動、VOC(Voice Of Customer:社員の声の意)を大事にしているなど、自社でもいくつか試したいことが見つかりました。
A:いろいろなことにキチンと取り組んでいますよね。さまざまなしがらみがある中で自由度が高い取り組みを行っているところも素晴らしいです。名刺のパーソナル化など、歴史がある会社ではなかなかできないことですしね。
C:小さなことから大きなことまで取り組まれており、これだけの数の活動ができるエネルギーもすごい。「最優秀総務大賞」を受賞するのもわかりますよ。
D:一つひとつの取り組みに目新しさはありませんが、40周年プロジェクトにうまく結び付けている点が素晴らしいですね。その取り組みに対し、従業員みんなを巻き込んで、何よりも楽しんでやっているのが感じられました。読んでいてうらやましいと思いましたよ。

―ちなみに受賞企業は前述の4社のほかに株式会社野村総合研究所、株式会社東京海上日動システムズの2社もあります。この2社についてはいかがでしょう。
A:株式会社野村総合研究所さんについては項目数は非常に多いのですが、その一つひとつの活動に対する投資額の効果が資料からうかがい知ることができなかったのが残念ですね。
C:確かに項目数が多いので、何か一つに活動内容を絞ったほうがもっとわかりやすかったかもしれませんね。でも、全体的な取り組みのレベルはやはり高いと思います。
―編集部からは「ペーパーレス活動ではなく、ノンペーパーで取り組んだのは大胆であり、先を見据えた大変革を成し遂げたこの施策は、アプローチの仕方、視点を変えた優秀な取り組みだと感じた」「紙にとらわれない、依存しないワークスタイルという一貫したコンセプトとする場づくり、ワークフローの変革等、学べる点が多数ある」という意見がありました。続いて株式会社東京海上日動システムズ様はいかがでしょう。
A:取り組み項目が多いことは評価できますが、その分、一つひとつの活動に焦点が合わされておらず、全体的にぼやけてしまった気がしますね。スマイルオフィスサービスセンター(同社が行っているハンディキャップを持っている社員中心のオフィスサービス部門)をもう少しフォーカスしてほしかったですね。この部分だけでも十分参考になる企業は多いと思います。
D:私も同感です。弊社でも障がい者雇用に取り組んでいますが、なかなか定着しにくいのが実情。双方の思いがうまくかみ合わず、ハンディキャップのある社員が退職してしまうとどちらのモチベーションも下がってしまいますし。こういった取り組みは一度会社見学をさせていただきたいです。
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