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総務 / 情報システム / ネットワーク

総務部門で押さえておきたいネットワーク動向
第5回:システムもネットワークもクラウド管理が当たり前の時代へ(1)

2018年03月01日

 あらためまして、佐々木晶子です。
 今回はシステムのクラウド管理について書いていきます。

■従来の労働の効率化

 昨今、「働き方改革」が政府主導の「労働改革」の一環で、かなり重視されてきています。労働時間が短縮される一方、企業の業績を落とすことができないため、企業は労働の効率化が求められています。特に総務部は、その労働改革を率先して推進しなければいけない役目を担っています。

 少し前までは、労働時間の短縮と業績の向上を実現するために「社員の気合い」や「士気」の話も議論されていました。もちろん、企業が業績を向上させるためには社員の「やる気」があるのは前提です。また社員の技量を向上させるのも重要なファクターでもあります。

 しかし、この方向性には以下のような大きな課題が潜んでいます。

 1. 気合いや士気の鼓舞だけでは限界があり、仕組みがしっかりしていないと、やがて社員が疲弊する
   可能性が高いこと
 2. 社員の能力を高めていくと職人的な社員が育成される。その社員が活躍した場合、業務が属人化し
   てしまい、その社員が退職したときに業務効率が減衰してしまう可能性が高いこと

 このことから、極端な話ですが、ある程度経験のある社員であれば、誰でも質の高い業務ができるように非属人的な業務フローを確立する必要があるといえるでしょう。

■クラウド化が定着していく市場

 多くの会社では日々業務改善に取り組み、社員の士気向上、属人的な業務の非属人化、労働時間の短縮、業務効率の向上に取り組んでいると思います。一方、システムの分野ではどうされているでしょうか?

 今、市場では多くのシステムがクラウド上に移行しつつあり、近い将来、オンプレミス(※)のサーバーはファイルサーバーとプリンターくらいになりそうです。加えて、セキュア(安全)にリモートアクセスができるクラウドファイルサーバーが普及してきているので、ファイルサーバーもクラウド化していくのは時間の問題です。  

 クラウド化は場所の確保という業務上非効率な要素を皆無にするソリューションであり、セキュアで快適なアクセスが実現できれば、企業が導入する際の障壁はなくなります。最近のニュースでは高いセキュリティが求められるメガバンクがクラウドを採用し始めており、市場でもクラウドが安心だという認識は確実に定着しています。

 このクラウド化により、システム担当者はどこにいてもシステムをセキュアに管理できるようになりました。しかしながら、どんなにクラウドが便利になって普及しても、オフィスという形態が残り続ける限り、ネットワーク機器もハードウエアとして残り続けます。
 ただ、最近の流れでは、ハードウエアもクラウド管理が進んできています。

 次回はこのハードウエアのクラウド管理についてわかりやすく解説します。それでは今日はこの辺で。

※企業などが情報システムの設備(ハードウエア)を自社で保有し、自社の設備において運用すること

佐々木 晶子
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