:デジタル・フォレンジック

最終更新日:2025年01月28日

コンピュータやネットワークに関する犯罪や事件の調査・解析技術のこと。

電磁的記録は、犯罪捜査において重要な客観証拠となる場合がある一方で、消去、改変等が容易である。このため、警察庁では、電磁的記録を犯罪捜査に活用するためには、適正な手続きにより解析・証拠化することが重要としている。警察では、デジタル・フォレンジックを活用し、電子機器などから電磁的記録を抽出したうえで、文字や画像など、人が認識できる形に変換するという電磁的記録の解析を行っている。

具体的には、以下のようなケースに展開される。

  • ハイテク犯罪や情報漏えい事件などの不正行為が発生した後にデジタル機器などを調査し、いつどこで誰が何をなぜ行ったかなどの情報を適切に取得し、問題を解決する手段として
  • 定期的にフォレンジックを用いた監査を行うことで、不正行為の発生を抑止するとともに、発生後の対応を迅速に行えるようにする、広義の意味でのインシデントレスポンス(企業がサイバー攻撃に対応するための手段)として
  • デジタル・データの保全、解析、保管などの取り扱い手法が適切に行われているかを議論することで、相互の法的権利を正しく守る活動として

参考:警察庁ホームページNPO法人デジタル・フォレンジック研究会ホームページ

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