個人情報の定義:会社が管理する個人情報

最終更新日:2010年03月01日

企業が管理する個人情報は、大きく2つに分類される。

●会社が事業活動をするなかで行われる商取引の際に必要となる顧客に関する情報

●会社で働く従業員に関する事項で、採用情報や健康管理、人事異動、退職者情報など労務管理上の情報

顧客情報は、会社の利益にかかわる重要な情報であり、従業員の労務管理情報は、場合によって人権問題などの注意もすべき、デリケートな取り扱いが必要な情報である。このような情報について、会社は個人情報保護に関する周知方法・同意・名簿等の管理・パソコン等のモニタリング・健康情報の取り扱いなど、さまざまな局面でしっかりとした情報管理を、顧客や関連企業、あるいは従業員に対して求められるようになった。ずさんな個人情報の管理では困るが、その一方で過剰に反応し几帳面すぎる規制は、業務に支障が出てしまう。例えば教育現場での緊急連絡網や医療機関の健康診断結果などは、本来の目的で活用されるのであれば誰もが必要な情報であるのに、利用できなくなっているケースも起こっているようである。

(協力: 有限会社 人事・労務)

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