「社歌制作委員会」立ち上げ
メンバーを公募する場合は、社内報などのツールを使い大々的にPR。当初は、総務部門が先導役を務めたい
●会長、社長を委員に据え、全社的な取り組みであることを明確化する
●月に何度ミーティングを行うのか、交通費は経費など、細かく情報を提供。できるだけ多くの部門や拠点から参加してもらう
●各部門の部課長クラスにも相談し、理解と協力を求めておく
ミーティング
制作委員会で打ち合わせ
●社歌制作の意義やねらい、完成後はどんなシーンで使うのか、どんな展開を目指すのかなどについても方向性を決め、全員で共有
歌詞を公募
社内報やイントラネットなどのツールを使い、広く募集告知をする
●ポスターを掲示したり、部署ごとに募集要項を回覧するなど、応募数を増やす工夫を
●応募数の多い部署を表彰するといった仕掛けも考えておきたい
歌詞を選出
応募作品は全て、あるいは制作委員会がある程度まで数を絞る
●全作品、あるいは候補作は、何度かに分け社内報などで発表。トーナメント形式にして毎回人気投票するなど、選出までの過程体験を全社員と共有し、社歌制作イベントを盛り上げる
●他者の詞を目にすることで、新しい自社の魅力や自分とは違う受け止め方など、刺激を受けることにもつなげたい
最終選考
多くの場合、社長や作詞家・作曲家などのプロのクリエーターに入ってもらい、入選作品を決める。作詞家は入選作を補作したり、応募作品からキーワードを選んで詞を作ることが多い
●プロの作詞家、作曲家、アレンジャーは、知り合いに紹介してもらう、あるいはコーディネート会社や広告代理店に相談して適任者を選び、依頼するケースが多い
●社歌の著作権は企業側にあるが、HPで紹介する、CD発売するなどの展開を考えている場合は、プロのクリエーターとの契約項目にその旨を追加する(活用方法が後日変更になった場合は、その時点で内容を変更して再契約)
完成
社員に披露
●全社や各拠点ごとなど、適切な規模でイベントを開催し、華々しく新社歌を発表。また、マスコミを通じてエンドユーザーや取引先にも広く認知していただく
●入選者やクリエーターのインタビューや社歌制作裏話を社内報などで紹介するなど、完成後も社歌を社内に浸透させる活動を続ける。制作委員会が解散した場合は、総務部門が担当する
『月刊総務』2011年11月号より