ハイブリッドワークの普及により、オフィスの在り方は新しい局面に入った。オフィスと遠方をつないだ仕事が日常となり、新しいコミュニケーションの形が模索されている。離れていることで生じるコミュニケーションギャップをどう埋めるか。解の一つは、会議用ディスプレイの活用にある。
高画質と機能性を兼ね備えた会議用ディスプレイでより快適に
ビジネスソリューション本部
法人営業部 統括部長
樺山 拓さん
働き方が変わった。リアルとオンラインのハイブリッド化が進み、人々は、オフィス、自宅、サードプレイス、移動中の列車内など、さまざまな場所で仕事を進めている。このリアルとオンラインが融合した働き方の中で重要なのは、さまざまな場所から集まる社員同士の円滑なコミュニケーションだ。ソニーマーケティング株式会社の樺山拓さんは、リアルとオンラインが融合する中でもストレスのないコミュニケーションを支えるツールの一つとして、オフィスの会議用ディスプレイを挙げる。
「会議用のディスプレイはいわば、“コミュニケーションの窓”です。参加者の人数やつなぐ拠点に多様なバリエーションが生まれている今、会議室のディスプレイの機能はコミュニケーションの質に影響します」
人数に合わせた適正な画面サイズは重要だし、文字の小さな資料を共有するなら高画質であってほしい。同社の会議室/ミーティングに使える業務用ディスプレイ「法人向けブラビア」には、そうした日々のオフィス業務を支援する、さまざまな機能が搭載されている。
リアルな対面会議なら、画面に映し出すのは資料だけでいい。しかしリモート参加者のいる会議では、資料のほかに参加者の顔やチャットなども一画面の中に表示するのが常だ。そのため、画面内の資料面積は小さくなり、文字や図表が見えにくくなる。樺山さんによれば、リモート会議における資料の面積比は、感覚的には画面の約半分に縮小したように感じることも多いという。
「さらにソーシャルディスタンスを考慮し、同じ場所にいる参加者も離れた席に座っています。そうなると、ディスプレイを横から見たり、遠くから見たりする人が出てきて、さらに見えにくいという状況が生まれてしまうのです」
つまり、これまで以上に大画面、広視野角、高画質のディスプレイが望ましいということだ。法人向けブラビアは、視野角はほぼ真横から見ても問題なく内容が読み取れるほどに広い。さらに高精細・高コントラスト・広色域で、明るい場所に設置されても優れた映像表示を維持できる。圧倒的なのは、豊富なサイズ展開だ。24V型から100V型まで、さまざまな場所と目的に対応するサイズがそろっている。ちなみにリモート会議で使うディスプレイサイズは、これまで使ってきたサイズよりも1.5倍程度を目安に、大きくするのがお勧めだという。
「大きなサイズは大会議室やイベントのメインモニターのほか、プロジェクターを補完するサブモニターとしてもご利用いただけます。また最近は、数人がサッと集まって業務の進捗を15分程度で確認する『ハドルミーティング』というスタイルが定着してきています。そういった場面では、予約の必要のない少人数用のオープンスペースやスタンディングで話せるスペースが必要になりますし、たとえば43V型のディスプレイをテーブルスタンドや可動式のスタンドと合わせて設置すると、機動性のある会議が促進されていくでしょう」
テーブルトップスタンド、キャスター付きで会議のたびに持っていける可動式スタンド、固定スタンド、壁掛けなど、設置タイプも多様だ。
同社では会議向けに特化した会議用ディスプレイパックを提供しているが、画質やサイズに加え、導入企業から喜ばれているのが、このパックに用意されているHDMIケーブルをPCに差すだけでディスプレイの電源が入り、速やかに入力映像を表示する機能だ。PCの資料がなかなかディスプレイに映らず、会議の冒頭に時間を取られる経験は誰しも覚えがあるのではないだろうか。さらに、総務担当者にとってうれしいのは、リモコン自体が不要な点だ。電池交換や紛失など、リモコンの管理から解放されるのはありがたい。
「法人向けブラビアを、オフィスサイネージとして活用いただいているクライアントも少なくありません。USBメモリーに保存した静止画や動画、任意のWebページをホーム画面として設定できるため、業務連絡や総務からのお知らせなどを告知する掲示板のような使い方も可能です」
新しいオフィスデザインを他業界とも協働で提案
“コミュニケーションの窓”と考えたとき、ディスプレイの可能性は想像以上に広がっている。サイズが大きくなって画像が鮮明になれば、画面越しでもメンバーの表情や顔色の変化に気付けるだろう。設計ツール上の細い線や製品の材質もより鮮明に映し出させることで、製造現場まで行かなくてもオフィスで確認できるようになるかもしれない。たとえば、壁の大画面に別拠点の映像をつないだままにしておいたらどうだろう? ディスプレイの向こうのオフィスで人が行き来しているようすがリアルタイムで映し出されるのだ。「あの人、今日は出社しているんだ」と思えば声を掛けて近くまで呼び、画面越しに雑談を交わす。きっと、遠く離れていても、隣の部屋にいるくらいの感覚だ。等身大に近いサイズの画面をオフィス内に置きリモートの会議参加者を投影することで、遠方の参加者も同じテーブルを囲んでいるかのように演出することもできる。こうした技術の進歩で、リアルとオンラインの境目は、どんどん曖昧になっていく。対面のコミュニケーションに限りなく近づいていけるのだ。
とはいえ、働き方の変化はあまりに急だった。いずれの企業もハイブリッドワークへの適応はいまだ試行錯誤の途上にある。同社は、オフィス家具メーカーなど他業界ともコラボレーションし、新しいオフィスの在り方を提案している。定期的に開催するウェビナーは無料で参加でき、業界を問わず最新情報を発信している。
「このところインハウスでの配信スタジオに興味を持たれる企業の方が増えていますが、背景にあるのはウェビナーの普及です。今やどんな場所からでも、世界に向けて自社製品の最新情報を発信できる時代です。オンラインでの配信機会の増加に伴い、さまざまな配信を行うことのできるインハウスのスタジオ設備は人気がありますね」
同社では会議用ディスプレイに限らず、オフィスの在り方、社内のコミュニケーションを円滑にするためのノウハウなどを、包括的に提案している。導入時の製品設置はもちろん、ディスプレイは長期保証3年が標準付帯されており、購入後に万が一製品が故障した場合にも、オンサイト修理にも対応しているため安心だ。“コミュニケーションの窓”の向こうには、オフィスの新しい可能性が開けている。
お問い合わせ先
ソニーマーケティング株式会社
TEL:0120-46-8417(平日10:00〜18:00)
E-MAIL:smoj-b2b-sales@jp.sony.com
https://www.sony.jp/bravia-biz/
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