メンタルヘルス不調の要因の1つに過重労働が挙げられる。厚労省が発表した〈過重労働による健康障害を防ぐために〉では、時間外、休日労働時間が月に45時間を超えると健康障害のリスクが高まっていくとしている。そして月に100時間、または2か月?6か月平均で80時間を超えるとリスクは非常に高くなる。
このような過重労働を防ぐには、労働時間を正確に把握することが必要なのはいうまでもない。その上で、年次有給休暇を取得しやすいようにするなどの職場環境の改善を行いたい。また、長時間労働者への医師による面接指導など、必要な措置を取って健康被害を未然に防ぐ必要がある。
出展:『月刊総務』2011年5月号より