近年、東南アジアを中心にウイルスが人に感染し、死亡する例が多数報告されており、ヒト?ヒト感染の能力を獲得することが懸念されています。
人に感染した際の致死率は、約60%(2009年8月時点)であり、このウイルスがパンデミックを引き起こした場合、大きな被害が出ると想定されています。
日本の対策行動計画やガイドラインもこのウイルスを前提につくられており、最悪のケースでは、国民の25%が罹(り)患し、64万人の死者が出ると想定されています。
2009年4月に発生した新型インフルエンザA(H1N1)の被害拡大が話題の中心となっていますが、鳥インフルエンザ(H5N1)の人への感染もエジプトを中心に多数報告されており、パンデミックのリスクは去ったわけではありません。