文房具の購入は、多くの企業がネットやFAX、電話による通販で行っていることであろう。文房具の購入単価については、情報検索を駆使して最も安い価格で購入していると思われる。改善の余地があるとすれば、文房具の種類を最小限にして、大量発注によるコスト削減が可能である。但し、どちらにしてもコストは発生することになる。一度、社員の机に眠っている文房具をかき集めてみてはどうであろうか。中古文房具として、社内で再使用してみるのである。必要最小限のもののみ残して、全て提出してもらうと、相当な数の文房具が出てくるはずである。そして、新規文房具と一緒に使用してもらう。利用を促すため、新規の場合は購入払い出し申請書を提出させるが、中古の場合は自由に利用できるようにする。定期的に中古文房具の回収を行い、消耗するものだけを新規で在庫しておくとコスト削減効果は非常に高くなる。
(執筆:『月刊総務』)