現在、リゾート施設を提供する会員制のアウトソーサーが、企業のニーズを受け、順調に会員企業を増やしている。その特徴は、企業の大小を問わず、途方も無いスケールメリットが享受できる。また、会員数が増えれば増えるほど、提携施設も増える仕組みになっているため、サービスの幅もしだいに広がり、最終的には一社単独では到底考えられない数の保養所が実現する。会員企業のメリットは、保養所の維持・管理コストから解放されるだけではなく、施設予約をはじめ、保養所利用に関するすべての業務を代行会社が行うので、事務負担が大幅に減る。しかも、社員のニーズも満たされる。多彩なリゾート施設はカフェテリアプランの基幹的なメニューとしても期待されており、保養所に限って言えば、これからはアウトソーサーの活用が一般的になるであろう。
(執筆:『月刊総務』)