スマホで危険予知トレーニング、資材の軽量化 企業が選ぶ労災防止の取り組みを発表・表彰

月刊総務 編集部
最終更新日:
2023年03月10日

厚生労働省は3月7日、職場で実施されている労働災害防止や、安全・健康増進のための優良な取り組み11事例を発表・表彰した。

労働環境改善や、労災防止に取り組む企業のアイデアが光る受賞事例

「SAFEアワード」は、労災防止などのための優良な取り組みを進める職場の「見える化」をはかり、企業と労働者に対しさらなる取り組みを促進するために創設。「ウェルビーイング(安全衛生)部門」「転倒災害防止部門」「腰痛予防部門」「企業等間連携部門」の4つが設けられた。第1回受賞企業の主な取り組みは以下の通り。

ウェルビーイング(安全衛生)部門

株式会社カインズ(ゴールド)「事故を未然に予見する!KYT活動(危険予知トレーニング)」

店舗スタッフ24,000人が在籍する同社では、パート・アルバイトへの安全教育が行き届かないなど、各店舗の従業員数の格差が大きいことから、危機予知ができ、事故を未然に防止できるメンバーを育成するため、全店舗メンバーを対象に、店舗用スマートフォン端末を活用したトレーニングを実施。

Microsoft Formsを活用することでシステム開発費はかからず、前月の労働災害を題材にすることも可能。毎月繰り返し実施することで継続的な教育ができる。月間の平均実施率は88%。

企業等間連携部門

ミズノ株式会社(ゴールド)「(株)ベルク様との労働災害防止に向けた取組」

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