知財管理:知財人材スキル標準

最終更新日:2024年09月01日

知的財産スキル標準(IP Skill Standard)は、企業における知的財産(IP)の創造・保護・活用に必要とされる実務能力を明確化・体系化した指標。知財関連の人材育成を支援するために設けられた。知的財産スキル標準は、2007年に経済産業省によって初めて策定され、2017年には特許庁によってversion 2.0に改訂された。

知的財産スキル標準は、以下のように構成されている。

  • 戦略スキル:知財戦略の立案や実行に必要なスキル
  • 実行スキル:特許出願、権利化、ライセンス交渉、侵害調査などの具体的な知財業務に必要なスキル
知財人材スキル標準の業務
知財人材スキル標準の業務(出典:知的財産スキル標準Version2.0)

具体的には知財業務を58の機能に細分化し、それぞれの機能について具体的なスキルカードを定めている。また、業務のうち、実行に関するものにはレベル1(主任クラス)〜レベル3(部長・担当課長)までのレベルが設定されている。

(出典:特許庁「知的財産スキル標準(version 2.0)

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