感染症パンデミックの対策は、感染の発生・拡大状況に応じてさまざまなアクションを実施していく流れとなります。
対策を構成するのは、以下の3つの機能です。
まず、基本となるのは「危機管理対策」です。情報を収集・整理し、どのような対策を行うべきか判断した上で、その対策を実行するために社内外とコミュニケーションをとっていきます。
次の機能は「感染予防対策」です。ウイルスの感染力や毒性に応じて、必要な予防対策を実行します。具体的な内容としては、出張や集会禁止等の事業運営上の制限と、マスク着用や手洗い励行等の個々人の感染予防行動が挙げられます。
最後の機能は「事業継続計画」です。感染拡大期には、罹(り)患者・感染疑いによる自宅待機・子供の休校や家族の介護のための欠勤等、最大で40%の欠勤率となることが想定されています。その状況でも、重要業務を継続するための計画を発動します。