アカウンタビリティーとは、経営者が、株主や顧客、従業員などのステークホルダーに対して、経営の方針や資金の使途、業務や財務情報など、事業活動の結果について報告し、納得してもらう責務のこと。一般に、説明責任と訳される。
しかし、アカウンタビリティーのためにはどのような事項を記録として残さなければならないかまでは触れられていない。最終結果だけを残すのではなく、プロセスも重要となることを考慮し、記録しておくことが大切である。
営業秘密とは、不正競争防止法で定められた下記の3つの用件を全て満たしている情報のことを指す。
eディスカバリー制度とは、電子証拠開示制度のことで、アメリカで訴訟を起こされた時、関連した電子文書を網羅的に提出(開示)することが求められるものである。
ここで言う網羅的とは関連するすべてということになるので、規則のもときちんと分類され、不要なものは的確に廃棄されていないと、訴訟に対して文書を故意に見せない、捨てたものであると見なされ不利となる。よって、ルールのもと的確に文書サイクルが回っていることが重要である。
『月刊総務』2014年6月号 総務のマニュアル「一から始める文書情報管理業務マニュアル」(執筆:木戸 修 JIIMA講師)より再編さん