この10年間、オフィスで減ったのは更衣室・倉庫・デスクスペース 増えたのは? コクヨの事例

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年10月23日

コクヨ(大阪府大阪市)は10月22日、過去10年間のオフィスの変化や、今後のオフィスづくりに必要な考慮点をまとめたレポートを発表。執務エリアは増加傾向にある一方、デスクスペースは縮小傾向にあることが明らかになった。

「2024 OFFICE DATA BOOK」は、同社がオフィス構築を手掛けた図面から得られる情報を集計・分析したレポート。執務エリア、会議・ミーティングエリア、支援エリアなど5つに分けて2012年のデータと比較している。

執務エリアは拡大しデスクスペースは大きく減少、ABW普及の影響

「執務エリア」の面積割合は全体の65.6%で、2012年(53.1%)に比べ10ポイント以上増加した。ABWの普及に伴い、執務エリアにWeb会議ブースやソファ席など、さまざまなしつらえが取り入れられるようになったため、とレポートでは分析。特にコロナ以降、Web会議ブース(個室タイプ・セミクローズタイプ)の採用率は9割に上る。ソファ席も78.6%が採用している。

さまざまなしつらえの採用率(※画像クリックで拡大)

通路を含めた「執務エリア」面積の内訳は、デスクスペースが28.7%、通路が51.7%だった。デスクスペースは2012年(43.3%)より約15ポイント下がっており、大きく減少していることがわかる。ABWの導入率は55.4%だった。

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