健康状況と勤務データから緊急性を算出、産業医面接を順位付け HRMソリューションの特許技術
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2023年08月28日
労務・就業・勤怠管理システムを提供する勤次郎(東京都千代田区)は8月25日、社員の労務・健康状況に応じて産業医面接指導の優先度を算出できるシステムを開発し、特許を取得したと発表した。
今後は同社提供のHRMソリューション「ヘルス×ライフPRO」に、面接指導対象者の優先付けプログラム(今回取得した特許機能)を搭載していく予定だ。
社員の健康に関するさまざまなデータを基に、緊急性の高い順に相談スケジュールを立てられるよう面接の優先順位を的確に割り出す
今回、同社が特許を取得したシステムでは、就業情報・健康診断・ストレスチェック・面接指導履歴などのデータから、複数の面接指導対象者間の優先順位を算出できる。人事労務担当者は、この結果を基に、産業医面接指導予約テーブルに登録することで、面接指導が可能な産業医の予約枠の中で、優先順位の高い順に面接指導日時を設定できるようになる。
これまでは、一般的に、産業医による面接指導や健康相談の日時を調整する場合は、産業医が実施可能な日時をシステムに登録したあと、社員が候補日時の中から都合の良い日時を選択して予約する。そのため、先に予約した社員の都合で予約が確定してしまい、ほかの面接指導対象者がより緊急性が高いと考えられる場合であっても、産業医や企業側が社員間の日程を変更するのは困難であった。
今回のシステムでは、たとえば、残業時間が80~100時間のAさんと、残業時間が100時間を超えているBさんがいるケースでは、Bさんのほうが健康問題を発生している可能性が高いと判断し、AさんよりもBさんを優先して面接指導するよう順位付けする。
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