オンワード、社員参画型の働き方改革推進　「マイナビ転職BEST VALUE AWARD」大賞

オンワードホールディングス（東京都中央区）は1月14日、「マイナビ転職BEST VALUE AWARD」において「アワード大賞」を受賞したと発表した。

マイナビ（東京都千代田区）が開始したこの表彰制度では、「給与アップ」「働き方改善」「キャリア支援」の3カテゴリーのうち、いずれか1つ以上に該当する活動や取り組みを行っている企業を認定・表彰する。第1回目となる今回は、優良な取り組みを行ったノミネート企業44社が認定され、そのうち18社（大賞：3社・3カテゴリの賞：各5社）が受賞した。

販売職の給与アップの仕組み作りや、全職種での残業削減などが評価

同社は、以下の取り組みが評価され、大賞を受賞した。

• 販売職で、努力に応じて上限なく高い給与水準を目指せる仕組みへ変更。これにより、平均年収が10％向上。25年卒採用からは、新卒初任給を16％アップし、新卒採用人数も34％増加。
• 全職種対象の生産性向上を目的とした「働き方デザイン」プロジェクトにより、業務効率化とワーク・ライフ・バランスを実現し、残業時間を41.2％削減。

社員が主体的に働き方の改善に取り組める仕組みを導入したことが、心理的安全性の点でも高く評価された。

社員参画型の働き方改革「働き方デザイン」を推進

同社は社員の働き方改革プロジェクト「働き方デザイン」 を2019年8月に開始し、業務効率化とワーク・ライフ・バランスの実現による生産性向上を目的に、社員が自発的に働き方を変化させていく取り組みを推進している。週に一度、普段一緒に仕事をするチーム単位で「自分たちがより良い働き方をするために何をすべきか」を考える会議（通称：カエル会議）や、多様な働き方を支えるための環境づくりを行っている。

こうした取り組みにより、2023年度は以下のような成果を上げた。