情報セキュリティ散策

情報セキュリティ散策 第3回:リスクアプローチ

NTTデータ経営研究所 シニアスペシャリスト 早乙女 真
最終更新日:
2012年11月22日

情報の特性を分類するための作業を、リスク分析という(やや大ざっぱだが言いきってみた)。

リスク分析というのは、いや、そもそもリスクというのは、なかなかやっかいなもので、説明してもうまく通じないのが当たり前だったりする。リスクが抽象的な表現だからというだけではない。何かをやろうとした場合、できない可能性は皆リスクであって、人はそれぞれやろうとすることが違うのだから、リスクの話が人によってさまざまな解釈になるのは否めない。さらに、リスクというともっぱら、まだ起こっていないことが対象になるので、イメージがわかず、なおさら面倒なことになる。

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著者プロフィール

NTTデータ経営研究所 シニアスペシャリスト
早乙女 真

経歴
早稲田大学理工学部数学科卒業。大手コンピュータメーカーにて、公共系大規模システムの開発・移行、金融系パッケージソフト開発、端末制御システム構築等、様々な構築現場を経験。2000年にコンサルタントに転進、現在に至る。
システム構築・運用・移行等の実務経験やシステム監査関連の知見を活かし、幅広い分野のシステムコンサルティング、プロジェクトマネジメント、システム改善支援等を手がける。
近年は主として、情報セキュリティ、事業継続計画策定、リスク管理等に関するコンサルティングを担当。

保有資格
・特種情報処理技術者
・情報処理システム監査技術者

特別企画、サービス