住信SBI、ノーコードツール「キントーン」を活用して業務効率化 作ったアプリは200以上

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年10月24日

サイボウズ(東京都中央区)は10月23日、住信SBIネット銀行(東京都港区)での「キントーン」活用事例を公表。同社カスタマーセンターで顧客対応の社内確認を表計算ソフトとメールから、ノーコードツールであるキントーンに移行させたところ、工数の半減し、業務効率化につながったと発表した。

従来の表計算ソフトではファイル破損 金融機関OKのセキュリティレベル

インターネット専業銀行の住信SBIネット銀行では、カスタマーセンターのオペレーターが顧客からの問合せ内容を所管部に確認する際の手段として、表計算ソフトとメールを利用しエスカレーションを行っていた。

ただ、ビジネス規模が拡大するにつれ、大量データによるファイル破損対策や、大人数でのファイル共有によるデータ更新時やメール送受信時のオペレーションリスク防止策などの課題が発生していた。

こうした課題を解決するため、住信SBIネット銀行ではキントーンを情報共有基盤として採択。キントーンはISO認証、FISC安全対策基準など、金融機関に求められるセキュリティ要件を満たしているほか、誰でも簡単に使え、初期投資が少ないなどの理由から選んだ。

キントーン導入で業務フローを再構築したところ、複数人月程度の工数を要していたエスカレーション業務の工数が半減するだけでなく、データの信頼性・ 堅牢 けんろう 性を高めることによる業務の高度化にも成功した。

住信SBIネット銀行では、カスタマーセンターの各部署へのエスカレーション業務にキントーンを活用した(サイボウズ提供)(※画像クリックで拡大)

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