京都FG、使用済みの制服でサーキュラーエコノミーに貢献 環境配慮型化学製品にリサイクル

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年09月17日

京都フィナンシャルグループ(FG、京都市下京区)は9月13日、サーキュラーエコノミーの実現を目指し、グループ会社従業員の使用済み制服を環境配慮型の化学製品にリサイクルすると発表した。

2023年9月に廃止した制服を低炭素水素や低炭素アンモニアなどの資源に再生

京都FGは、ガス化ケミカルリサイクルを進めている伊藤忠商事(東京都港区)とレゾナック(東京都港区)の「ARChemia(アルケミア)プロジェクト」に参画する。京都FGによると、プロジェクトへの参画は金融業界では初めて。

京都FGでは、2023年9月に一部の従業員を除いて制服の着用を廃止するなど、従業員の服装見直しを進めてきた。

これに伴い、従業員から回収した使用済み制服について、伊藤忠商事とレゾナックが共同で行うアルケミアプロジェクトを通じて、ガス化処理技術を用いて低炭素水素や低炭素アンモニアなどの資源に再生する。

伊藤忠とレゾナック、使用済みプラスチック、繊維の循環事業を共同推進

アルケミアプロジェクトは、2023年9月に伊藤忠商事とレゾナックが、使用済みプラスチック・繊維の循環事業推進を目的とした覚書を締結してスタートした。

具体的には、伊藤忠商事が使用済みプラスチック・繊維を混合したリサイクル固形原料RPAFをレゾナックに供給し、低炭素アンモニアなどの化学製品に生まれ変わらせることで、廃棄物の社会課題の解決を目指すプロジェクトだ。

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