BCPは企業規模に関わらず策定・運用が求められるが、特に中小企業で重視したい点は、次の4つ
・企業同士の助け合い
日常的に業務分担や情報交換をして助け合いの中で事業を行っているので、それは緊急時においても変わらない。被害の少ない企業が困っている企業を助けるなどといった行動が信頼を集め、自社の事業継続や発展につながる。
・緊急時でも商取引上のモラル遵守
協力会社への発注維持、取引業者への支払い、便乗値上げをしないといったモラルを守れないと、企業の信頼が失墜する。
・地域を大切にする
経営者、従業員、顧客が地域住民である場合も多く、被災者の救出や商品提供などの地域貢献活動が望まれる。
・公的支援制度を活用する
中小企業向けに、公的金融機関による緊急時融資制度や特別相談窓口の開設など、各種支援制度が充実している。
(出典:「中小企業BCP策定運用指針」)