社葬の運営:当日運営

最終更新日:2010年03月03日

社葬当日は、事前に集合してそれぞれの係の役割を再点検し、準備状態をチェックする。葬儀が始まってからも進行表のチェックを怠らずに入念に行うことを心がけたい。とくに供花、香典の管理は重要な仕事になるが、その処理の煩雑さ、管理のむずかしさから、事前に辞退する旨のお知らせを出していっさい辞退するケースが多い。社葬の目的からすれば、社会的地位とは関係なしに、今後の会社運営にとって重要な人物はすべてVIPである。彼らの印象が会社の今後を決めていく、くらいのつもりで、対応には細心の注意をはらうべきだろう。VIPの対応の仕方を心得ているプロとして、ホテルのドアマンを配する場合もあるが、社葬の趣旨からすれば、社員のしかるべき人が対応するのが望ましい。これまで準備してきた記録文書を残すことはもちろん、当日の映像、音声を記録することも大切な仕事。社葬が感動的であればあるほど、あとになって追悼録や慰霊碑建設などが企画される。会社をさらに次の世代に引き継ぐ大事な行事としても、記録を重視したい。

(執筆:『月刊総務』)

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