社葬の運営:式次第他

最終更新日:2010年03月04日

仏式なのか、神式なのか、無宗教なのかを確認し、式次第を決定する。祭壇の作り方一つにも個性が表れる。葬儀社のスタッフに十分自分たちの考え方を説明すれば、プロらしい回答があるはずだ。故人にまつわる映像や音声を使用するのであれば、それをどの時点でどのように使えば効果的なのかも考慮する。葬儀委員長による式文は、故人の業績や人となりを中心に、三?四分にまとめる。弔辞は公的な関係者、私的な関係者のなかからバランスを考え、礼を失さないように選び、事前に依頼する。時間の配分を考慮して、三人くらいが妥当だろう。着席位置は、祭壇を中央にして左右に席を設ける形が普通。祭壇に向かって右側に遺族、近親者、親族が座るのは個人葬と同じだが、社葬では葬儀委員長が第一の席を占めることになる。告別式と分離した葬儀では時間が限られている。参列者全員の焼香はむずかしい。事前に焼香順位を決め、依頼しておく必要がある。焼香順は葬儀委員長を筆頭に、故人との関係の深い順になる。

(執筆:『月刊総務』)

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