長期にわたり保険期間中の保障額が一定なことから平準定期保険と呼ばれます。通常の定期保険は10年?20年が一般的ですが、これは保険期間が長く、99歳や100歳まで保障が続きます。また、経過年数に応じた解約返戻金があるので退職慰労金等の準備ができます。
保険料の処理は、保険期間の6割相当期間までは2分の1を損金、残りの2分の1を資産に計上し、残りの4割相当期間では支払保険料の全額を損金算入すると共に、先に資産計上した金額を取り崩して損金に算入します。この保険は保険期間満了を迎えると解約返戻金は無くなりますので、解約返戻金を活用する際は、返戻率のピークに注意が必要です。
(執筆: 株式会社プラネット 専務取締役 鈴木伸尚)