アウトソーシングの形態として、外から調達するのではなく、もともと自社にあった機能を「分社化」してアウトソーサーにする方法。
グループ企業が集まって、グループで重複する業務機能をアウトソーシングする新たな企業を設立する。
経理や給与計算など、あらゆる企業に必要な機能は企業ごとに保持され、仕事の繁閑期がある。これを回避するために、各社で重複した機能をアウトソーシングし、繁閑の波をうまく吸収し人員を削減してコストダウンを行う。人材をシェアし、各社の繁忙期のズレを利用して、それぞれが抱えていた繁忙期対応の最大人員を減らしていく。
『月刊総務』2010年7月号より