世界の各拠点の人材に経営理念、ビジョンを共有・浸透させることはグローバル経営の最初のステップであると言えます。日本企業にとって、当然と言えるような経営理念であっても、海外の現地社員にとってはすぐに理解できないようなものも存在し、そのことがひいては円滑な事業・業務運営に支障をきたす可能性があります。
そのような事態を防ぐためには、社内広報メディアや、研修、ワークショップ、あるいは、それに精通した日本人社員を現地に派遣して、経営理念・ビジョンの背景、趣旨、重要性、必要性等を徹底的に理解・浸透させることが重要となります。このような取り組みにより、グローバルにグループ全体の一体感が高まり、経営のあるべき方向性が明確になり、事業・業務運営が円滑に行われるようになります。
(執筆:ナナ総合コミュニケーション研究所)