24年上半期の求人「リバウンド需要」続く ベテラン・若手ともに求人ニーズは増加 民間予測

月刊総務 編集部
最終更新日:
2024年01月09日
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パーソル総合研究所(東京都港区)は1月4日、同社運営の転職サービス「doda(デューダ)」において、「転職市場予測2024上半期」を公開。上半期は多くの分野で、ベテラン・若手など幅広い人材を確保しようとする企業が増えるとの見通しを示した。

「リバウンド需要」増加、15分野中10分野で増加見込み

同社の発表によると、2024上半期は、15分野のうち14分野で、求人が「増加」または「好調を維持」するという。

求人増加(10分野)
IT・通信、電機・機械、不動産・建設、金融、メディカル(医療業界)、営業、法務、企画・マーケティング、化学・素材、食品
好調を維持(4分野)
人事、経理、販売・サービス、クリエイティブ
横ばい(1分野)
事務・アシスタント

求人増加の要因としては、新型コロナの影響で採用活動を控えていた企業が採用を再開したことが挙げられる。

一定期間、採用できていなかった分の人材を確保しようとする、いわゆる「リバウンド需要」が好調で、2021年ごろから徐々に需要が拡大し、2023年にはあらゆる業界で過去最高水準の求人数を記録した。2024年も引き続き、リバウンド需要を背景に転職市場全体で求人が増加すると、同社は分析している。

企業は幅広い年代を採用へ、その狙いとは?

建築・土木業界では、2024年3月に働き方改革の猶予終了を迎え、4月から時間外労働の上限規制の適用が開始される。物流業界では、「2024年問題」に伴いドライバーの採用強化が引き続き求められる。そのほか、製造業では世代交代を踏まえた技術継承、食品業界では新卒採用から中途採用への人材戦略の見直しなどの課題を抱えている。

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