知的・発達障がい社員の働くコツを公開、作業マニュアルで2800時間創出したフローレンス
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2023年12月22日

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認定NPO法人フローレンス(東京都千代田区)は12月21日、スタディスト(東京都千代田区)主催の「Teachme Biz Award 2023」において、「ダイバーシティ推進賞」を受賞したと発表した。障がいのある社員の活躍の幅を広げ、法人全体の生産性を向上させた取り組みが評価された。
障がいのある社員が仕事を適切に振り分け 事業部は業務に集中できる
同NPO法人では2018年より、特別支援学校出身の障がいのある社員で構成された通称「オペレーションズ」と呼ばれるチームが中心となり、内容に応じて、バックオフィスがやるべき仕事とその部署が担当すべき仕事に切り分ける業務を行っている。
業務移管をするに当たっては、スタディストが提供するマニュアル作成・共有システム「Teachme Biz(ティーチミー・ビズ)」を活用し、さまざまな業務をマニュアル化する。作成したマニュアルは、事業部門とともに更新し、部門内での業務標準化をはかっている。
取り組み開始から5年経った今では、業務標準化とマニュアル化が進んだ事業部門からの仕事の依頼が増え、マニュアル閲覧は法人内で広く浸透するようになったという。
オペレーションズでは、事業部門から依頼を受けて事業部門に生み出した創出時間を成果指標としている。2023年度は約2800時間で、2021年度の3倍の成果となる見込みだ。

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