現場では情報共有に課題あり 社内の情報や業務知識が届かず、新人教育に問題も 民間調査
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年01月23日
スタメン(東京都千代田区)は1月18日、現場で働く「ノンデスク」ワーカーの約6割が、職場での情報共有に抜け漏れがあると感じていることを明らかにした。
ノンデスクワーカーとは、パソコンを使わず、現場での作業に従事することが多い就業者のこと。独立行政法人労働政策研究・研修機構のデータによると、日本の全就業者の約57%(3822万人)がノンデスクワーカーであるという。
今回の調査では、小売、飲食、美容、製造、物流・運送、介護・医療などの現場で働くノンデスクワーカーを対象に、働き方の実態に関するアンケートを実施した。
ノンデスクワーカーの6割以上が「情報共有の抜け漏れ」を懸念、新人教育も課題
調査では、まず「情報を抜け漏れなく受け取れているか?」について聞いた。その結果、全体の61.6%が「情報共有に抜け漏れがある」(全くそう思わないと、どちらかといえばそう思わないの合計)と答えた。
具体的に、どのような情報が十分に共有されていないと思うかを質問したところ、最多は「他の部署や拠点の人のこと(63.3%)」だった。次いで、「業務の知識(51.2%)」、「事務連絡(36.4%)」の順だった。
続いて、「新人教育の仕組みが整っていると思うか?」について尋ねたところ、全体の55.4%の人が「新人教育の仕組みに課題がある」(全くそう思わないと、どちらかといえばそう思わないの合計)と回答した。
具体的な新人教育の課題については、「新人に教える人によって、説明内容が違っている」(53.8%)が最も多く、次いで、「マニュアルが十分に整備されていない(45.7%)」、「新人にどのようなステップで何を教えるかが曖昧である(44.8%)」の順だった。
ノンデスクワーカーの定着率向上に効果的なアプローチとは?
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