安全管理特別指導事業場に指定されて「健康経営優良法人」の認定返納 物流拠点で労災8件
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2021年12月15日

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機械工具卸売商社のトラスコ中山(東京都港区)は12月14日、同社の物流拠点が安全管理特別指導事業場に指定されたため、経済産業省と日本健康会議が認定する「健康経営優良法人2021」の認定資格を2021年11月をもって返納したと発表した。
指定された同社の物流拠点、プラネット神戸(兵庫県神戸市)では、商品につまづいたことによる転倒や重量物の搬送時の捻挫など、労働災害の発生が8件確認されていた。
「健康優良法人」には返納・取消規約がある 安衛法・労基法の法令違反など
「安全管理特別指導事業場」は、総合的な改善措置を講ずる必要がある事業場に対し、労働安全衛生法第79条に基づき労働災害の防止を図るため指定されるもの。「健康経営優良法人」は、変更・返納・取消規約が定められており、「安全管理特別指導事業場」の指定は同規約に抵触したことになる。
なお、「健康経営優良法人2021 変更・返納・取消規約」で示されている主な法令違反は以下の通り。
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