夏のボーナス支給額、据え置きの企業が4割近くに コスト高や米国の関税など先行き不透明が影響

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年06月16日

帝国データバンク(東京都港区)は6月13日、2025年夏季賞与についてのアンケート調査結果を公表した。調査の結果、企業の4割近くが夏ボーナス支給額平均は前年と変わらず、3割の企業では増額しているが、依然として企業規模により格差がある。

ボーナス支給額は据え置きは企業の4割近く、減少は12%

2025年の夏季賞与(ボーナス、一時金など含む)の支給状況(従業員1人当たり平均)について、多数を占めたのは「賞与はあり、変わらない」企業で37.0%(前年比2.8ポイント増)だった。「賞与はあり、増加する」と回答した企業の割合は前年より5.8ポイント減少し、33.7%だった。「賞与はあるが、減少する」企業は12.0%(前年比0.7ポイント増)だった。

夏季賞与の支給状況

また、「賞与はあり、増加する」企業を規模別に見ると、「大企業」が38.4%で、全体(33.7%)を4.7ポイント上回っている。「中小企業」は33.0%で、うち「小規模企業」は27.0%と、夏季賞与が増加すると回答した企業の割合は低めとなった。特に「小規模企業」は「大企業」より11.4ポイント低く、依然として企業規模による格差があった。

業績改善で従業員に還元する企業、改善しないが還元する企業、コスト高で還元できない企業

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