仕事中のお茶の「ちびだら飲み」は作業の効率をアップ、疲労軽減にも効果 熱中症対策にも有効

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年07月10日
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伊藤園(東京都渋谷区)は7月9日、緑茶やほうじ茶を作業前や合間に飲むことで、デスクワークなどの作業がはかどるほか、疲労感の軽減にも効果があるという研究結果を発表した。

ほうじ茶には、作業中の焦りや疲れを感じにくくさせる効果も

同社と産業医科大学との研究チームでは、作業を行うときに、緑茶やほうじ茶が作業成績や疲労感の回復にどう影響するかを、暗算作業を行っての主観的な評価と、血液の流れなどの生理反応を組み合わせて測定した。対象は健康な成人男性20人で、結果として示されたのは以下の通りである。

  • 緑茶およびほうじ茶を飲んだ場合、白湯と比較して暗算の正答率が向上した
  • ほうじ茶には疲労を感じにくくする効果がある可能性が示唆された
  • ほうじ茶と緑茶の効果の違いとして、以下が確認された
    • ほうじ茶は緑茶と比較して暗算作業中の「中だるみ」が少なかった
    • ほうじ茶は緑茶と比較して不快感とだるさ感の上昇が抑えられた
    • ほうじ茶は緑茶と異なり、時間への焦りが減少した
暗算作業の正答率および主観的疲労評価の結果
※画像クリックで拡大

同社では、緑茶やほうじ茶を「ちびだら飲み」(デスクワークなどをしながら少量ずつ時間をかけて飲む)することでリラックスした状態になり、作業がはかどったり疲労感が軽減したりすることが確認できたとしている。

お茶は熱中症対策にも有効、カテキンの継続摂取でワーキングメモリーも改善

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