そのクールビズ、逆効果かも?  職場の「夏の見え方」マナー講座

夏の服装ルールは明確? 総務主導で「クールビズ」基準をアップデート。現場に浸透させるには

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年08月18日

そのクールビズ、逆効果かも?  職場の『夏の見え方』マナー講座」と題し、マナーコンサルタントの西出ひろ子さんへの取材内容を基に、2回にわたって「クールビズ」における「見え方」の最適解を解説する本企画。前回は、クールビズ導入の背景やクールビズのNG例などについて紹介しました。今回はクールビズを実践する上で最低限チェックしておくべきポイントや、クールビズを運用する上で総務部門が取り組むべきことなどについて見ていきます。

「夏の身だしなみ」セルフチェックリスト

クールビズを実践する上で、自分自身の見た目を客観的にチェックすることは欠かせません。図表1は最低限確認すべきポイントです。まずはセルフチェックをしてみましょう。

図表1:身だしなみセルフチェックリスト

  シャツやパンツにしわはないか
  襟元や袖口に汚れ・汗じみはないか
  髪形は整っているか(寝ぐせ・乱れはNG)
  体臭・口臭・足のにおいに配慮しているか
  下着がはみ出していないか

服装・素材選び・髪形・においの見直しポイント

身だしなみにおいてまず見直すべきなのは服装です。特にしわのあるシャツや汗じみ、食べこぼしが付着した衣類は即座に印象を下げます。アイロン不要の機能性素材などを活用し、「しわにならない工夫」をしましょう。

洋服の素材の見直しも重要です。通気性が高く速乾性に優れたアイテムを選ぶことで、快適性と衛生面の両立がはかれます。素材選びも「ビジネスマナーの一部」として位置付けるべきでしょう。

髪形については、乱れたヘアスタイルや伸びすぎた前髪が与える印象に注意を。体臭や汗のケアも欠かせません。特に素足にスニーカーを履くスタイルでは、靴内の蒸れが原因でにおいが発生しやすくなります。インナーソックスの着用や、消臭対策のスプレーを常備するのが理想的です。

周囲から「指摘されづらい」項目こそ要注意

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