2021年10月「景気動向調査」、国内景気は中小企業も回復傾向 帝国データバンク

月刊総務 編集部
最終更新日:
2021年11月09日
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帝国データバンクは11月5日、2021年10月の国内景気動向の調査結果を公表した。全国2万4052社を対象に集計し、景気景気動向指数(以下、景気DI)は2か月連続で改善した。

10月以降、経済活動は緩やかに正常化

2021年10月の景気DIは前月比1.6ポイント増の41.5となり、経済活動の正常化への動きが見込まれる結果となった。緊急事態宣言が対象となっていた全ての地域で解除され、人流抑制の緩和およびワクチン接種の普及により人出が増加。景気の上向き傾向を押し上げた要因の一つと考えられる。

2021年10月の動向
2021年10月の動向(※画像クリックで拡大)

今後の国内景気は、設備投資意欲の高まりなどで生産・消費両面の経済活動が緩やかに回復する見込み。また5Gを含む通信インフラの環境整備やSDGsへの対応もプラス材料となる可能性が高いとされ、さらに半導体関連需要の増加や政府の経済対策も見込まれる。

一方、感染拡大防止と経済活動の活発化に向けたバランスも重要であり、半導体不足の長期化や原油価格の動向などにも注視する必要がある。

 

「中小企業」の景気DIも3か月ぶりに40台へ回復

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