働く女性は「休みやすい環境」だけど「休みづらい」、要因は思い込み? 男性側のギャップも
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2023年10月20日

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エスエス製薬(東京都新宿区)は「国際生理の日」の10月19日、女性が「休めていない」と感じている原因について明らかにすることを目的に社会人の休暇に対する意識調査を行い、その結果を公表した。
体調不良や身体の変化が起きやすい女性の休暇取得に対して、9割近くの男性が「休暇を取るべきだと思う」と回答した。一方、自分自身の妻が休息を取るためのサポートはできていない既婚男性が4割近くも存在し、職場と家庭でギャップがあることも明らかになった。
周囲を気にして休めなかった女性は7割
調査結果によれば、9割近い男性が女性の休暇取得に対して「取るべきだと思う」と回答。一方で「本当は休みを取りたいが周囲を気にして取れなかった」経験がある女性は7割にのぼるなど、働く女性とその周囲の人が感じる「休暇」に対する意識にギャップがあることが明らかになった。

「本当は休みを取りたいが周囲を気にして取れなかった」といった経験がある女性は70%にのぼったが、女性が仕事で休みを取りづらい理由としては、「職場に休める空気がないから」(45%)、「他人に迷惑を掛けてしまうから」(42%)、「罪悪感を感じてしまうから」(35%)といった理由が上位を占めた。
また、6割近くの結婚願望がある、子供を持つ希望がある女性は、「休まずに今しかできないことに専念したい」と考えていることもわかった。

さらに、「自己肯定感が低い」と回答した女性の約6割が、仕事を休むことで会社の周囲の人に対して「申し訳ない」と感じているなど、周囲にどう思われるかを考えてしまうことで休みが取りにくくなっている実態が浮かび上がった。
体調不良や身体の変化が起きやすい女性の休暇取得 9割近くが「ポジティブ」
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