インボイス制度で負担増? 経理担当者は立替経費精算に毎月平均104時間、Sansan調査

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年05月28日

Sansan(東京都渋谷区)は5月27日、「経費精算に関する実態調査」の結果を公表し、1社当たりの立替精算件数や、経費の不正利用について見聞きした経験の有無などについて明らかにした。

全国の経費精算を行っているビジネスパーソン1044人(経理担当者:726人、経理担当者以外:318人)が回答した。

経費の立替精算は月に平均1500件以上、処理に100時間超

調査対象者全員に、ひと月当たりに発生する経費の立替精算件数を聞いたところ、1社当たり平均1518件だった。また、経理担当者が立替精算に費やす時間は、毎月平均104時間だった。

経理担当者・非経理担当者ともに、インボイス制度で負担増

経理担当者を対象に、立替清算について感じている課題について尋ねたところ「インボイス制度で求められる要件を満たすかどうかの確認に手間がかかる」が35.0%で1位。次に「月末月初など特定の時期に業務が集中してしまう」が33.3%、「不備発生時の確認や差し戻しに手間が掛かる」が31.1%と続いた。2023年10月に開始されたインボイス制度が負担増加の要因となっていることがうかがえる。

なお4位は、3位と僅差で30.9%の人が「処理する件数が多く業務負担が大きい」と感じていることがわかった。

経理担当者に聞いた「立替清算に関する課題点」(※画像クリックで拡大)

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