10月の人事異動で優秀な人材の離職を防ぐには? 面談時間の延長だけでは不十分、引き継ぎがカギ
株式会社HRBrain(東京都港区)は9月2日、過去に人事異動や配置転換の経験がある20歳代から50歳代の会社員378人を対象に、「人事異動・配置転換に関する意識調査」の結果を発表した。
人事異動の時期は企業や業種によって異なるものの、4月と10月が一般的であり、10月は4月に次いで2番目に人事異動が集中する時期とされる。人手不足が深刻化する中、10月異動の内示や打診が本格化する時期において、異動をきっかけとした優秀な人材の突然の離職を防ぎ、モチベーションを高める適正配置は企業の喫緊の課題と同社は指摘する。同調査では、異動決定時の「面談の時間」や「情報の引き継ぎ状態」が、従業員のモチベーションや離職検討にどのような影響を与えているのか、その実態を明らかにしている。
人事異動で約6割が離職を検討 5分未満の面談で不満が1.6倍に急増
同社の調査によると、過去に人事異動を経験した従業員の56.9%が「異動がきっかけで離職・転職を検討した」ことが判明した。
異動打診時の面談時間別に不満要因を分析したところ、面談が「5分未満・口頭説明なし」の層では、「コミュニケーション不足起因の不満(決定背景の説明不足と対話履歴の軽視)」を感じた割合が40.5%に達している。
一方で、「5分〜15分未満の簡単な補足」があった層(25.0%)や「15分以上の丁寧な対話」があった層(27.4%)では、不満を抱く割合はそれぞれ2割台にとどまる。面談が「5分未満・口頭説明なし」になると、不満率は5分以上の層と比較して約1.6倍にはね上がるという。
異動内示において結果の通知だけで終わらせず、最低5分以上の補足や対話があるかどうかが、従業員の不満急増を防ぐ第一の境界線である「5分の壁」になると同社は指摘している。
※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。
アクセスランキング
ダウンロード資料、アイテム
特別企画、サービス
-
【編集部厳選】総務1年生にオススメしたいコンテンツ20本
『月刊総務』編集部が、総務1年生やこの春久々に総務業務を担当する方にオススメのコンテンツを厳選。この機会に、総務実務の基本はもちろん、ビジネススキルや総務の考え方について学んでみませんか? -
総務のマニュアル
総務・バックオフィスの実務を実践的にサポートする「総務のマニュアル」シリーズ。ビジネストレンドを押さえた内容で、いま総務が知っておきたいポイントを具体的に解説していきます。 -
多様な働き方に対応する 社内コミュニケーション術
リモートワーク、ABWなど働き方の多様化がさらに広がっています。対面のコミュニケーションが減っている中においても、コミュニケーションを活性化するために、どうしていくべきでしょうか。 -
テレワークを実現するペーパーレス化と文書管理のポイント
ハイブリッドワークの需要が高まったものの、総務・経理などの管理部門では、請求書や契約書など書類のデジタル化に対応できず、出社を余儀なくされた方も多いのではないでしょうか。 -
総務辞典
総務辞典とは、どなたでもご利用いただける、総務業務に関する一般知識、関連法令や実務ノウハウなど総務に関する用語辞典です。 -
無料オンラインセミナーのご案内
月刊総務が開く、無料オンラインセミナーの予定はこちらからご確認ください。さまざまな企業と共催し、より専門的な知識を幅広いテーマで発信。総務の皆様の情報収集にお役立てください。 -
『月刊総務』調査
『月刊総務』では、不定期にアンケート調査を実施し、その結果を公開しています。全国の総務パーソンがどのように業務に対応しているのか、何を感じているのか、総務の現状を確認してみましょう。 -
YouTube 月刊総務チャンネル
『月刊総務』公式YouTubeチャンネルです! 「働き方」「戦略総務」などのテーマについて、数分で気軽にキャッチできる情報を発信していきます。ぜひ、チャンネル登録をお願いします! -
メンタル不調者が増える6月前にチェックしておきたい10本
ゴールデンウイークが明け、退職代行サービスの利用者が急増しているようです。新卒・若手社員の早期離職が深刻化し、五(六)月病が話題になっています。気象病と仕事のストレスが重なる6月に向け、メンタルヘルス対策を紹介します。 -
業務効率化&コスト削減 購買プラットフォーム
オフィス用品に関する困りごとを解決し、業務効率化とコスト削減を実現いたします。Kobuyは、一貫堂が提携するパートナーサプライヤに加え、お客様ご希望のサプライヤ商品・サービスを一元管理できるオフィス用品一括購買システムです。