TISが北海道の大学で職業体験イベント開催 首都圏以外のITエンジニア希望学生との接点獲得へ

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年10月03日

TIS(東京都新宿区)は10月2日、公立はこだて未来大学(北海道函館市)と共同で、学生向けの職業体験イベントを9月に開催したことを発表した。同社のエンジニアが現地を訪問して学生と直接接点を持ち、システム開発を体験する機会を設けた。

対面型インターンシップの回帰が見られる中、企業側が地方に出向き、首都圏以外の学生との接点をつくる取り組み。地方在住の学生のキャリア形成をサポートし、IT人材育成と地域貢献の両立をはかる。地方大学で対面型の職業体験イベントを実施するのは同社初の取り組みで、業界内でも前例が少ないという。

対面型回帰の波、企業は地方学生と接点拡大

ITエンジニアを志望する学生の就職活動は、企業拠点が多い首都圏に集中する傾向がある。首都圏以外の学生との接点獲得を課題としていた同社は、インターンシップや職業体験イベントが就職活動に占める重要性が高まっていても、移動費用などの負担から参加を諦めざるを得ない学生がいるという課題を解消したいはこだて未来大学と連携。社員との直接交流を通じて、学生が職業体験できる機会を設けた。

同社が実施するインターンシップなどへの参加者は、首都圏在住者が大半を占める。地方からイベントに参加した学生からは、首都圏以外での対面型イベント開催を求める声が多く寄せられていた。

同社は、コロナ禍でオンラインでのインターンシップが主流となり、参加機会の地域差がなくなりつつあったが、近年の対面型インターンシップの回帰によって再び情報格差が生まれつつあると指摘している。

学びの多様性とサポートの手厚さに、参加学生から高評価

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