マッチョイズムは「パワハラやモラハラの土壌を生む」という声も 職場の「強さを競う文化」の調査
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年05月20日

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リクルートマネジメントソリューションズ(東京都港区)は5月19日、職場におけるマッチョイズムの実態調査をまとめたレポートを発表した。
約1000人の正社員を対象に、「仕事最優先」「競争に勝つことが望ましいとされる」「弱みを見せない」「力強さ・スタミナがある」といった、強さを競う文化の影響などを調査。回答者の偏ったイメージ想起を避けるため、マッチョイズムの代わりに「強さを競う文化」という表現が用いられている。
自分の職場で過剰だと感じるのは「仕事を最優先すること」
回答者の7割以上が「強さを競う文化」は社員のストレスや精神的負担を増大させる、と考えている(71.3%)。そこで「強さを競う文化」の特徴のうち、自分の職場において過剰だと感じることを聞いたところ、最多は「仕事を最優先すること」だった。

そして総合職や地域総合職、一般職など、コース別雇用をしている企業で働く人の方が、よりマッチョイズムを感じていることがわかった。4つの構成要素や過剰感において、いずれも平均値より高い。同調査では「総合職なのだから高い成果を出して当然である」「総合職なのだから、弱音を吐いていたらほかの立場の人に示しがつかない」といった声掛けの影響を指摘する。
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