ChatGPT等を利用する社員の情報漏えい事故を防止する　「生成AIの利用ガイドライン」無料公開

一般社団法人日本ディープラーニング協会（東京都港区）が5月1日、生成AIについての組織向け利用ガイドラインを公開した。

各企業の業務内容や活用目的に合わせて、追加や修正ができる「生成AI活用ガイドライン」のひな形

同ガイドラインは、生成AIの活用を考える企業などが、組織内のガイドラインとして最低限、定めておいた方がよいと思われる事項を、参考として示したもの。

編集可能なMicrosoft Word形式でダウンロードでき、利用する生成AIの内容や組織の性質、業務内容・活用目的などに合わせて、必要な追加や修正を加えられるひな型として無償提供されている。なお、同ガイドラインではOpenAI社が提供するChatGPTを対象例に挙げている。

ガイドライン本体のほかに、同ガイドラインを定める意義を示した「生成AIの利用ガイドラインの作成にあたって」、ガイドラインの各項目に簡易解説を付した「生成AIの利用ガイドライン 第1版, 2023年5月公開 【簡易解説付】」もダウンロードできる。

個人情報やNDAなど、データ入力に際して注意すべき事項が盛り込まれている

同ガイドラインでは、「データ入力に際して注意すべき事項」について以下の項目が挙げられている。