「健康経営とかいうならまずコレを改善してほしい!」 製造・物流業の従業員に望まれる5つの対策
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2023年12月01日

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対面やクラウド上で産業医・産業保健師による相談などの健康管理サービスを提供するセイルズ(愛知県名古屋市)は11月30日、製造・物流業で働く会社員を対象にしたアンケートの結果を発表。シフト管理などで不規則な生活になりやすい「製造・物流業の社員が会社の健康管理について求めること」を明らかにした。
会社による社員の健康管理、4分の1弱が「不満」
まず、現在の会社が行っている社員の健康管理については、「とても満足している」が22.6%となり、「ある程度満足している」を合わせると76.9%が「満足している」と回答。4分の1弱が不満に感じていることがわかった。

不満がある理由として挙げられた自由回答は以下の通り。
- 年に一度の健康診断はあるものの、それ以外については特に取り組みがない。人間ドックの費用助成などあったらありがたい(30歳代/男性/静岡県)
- ストレスチェックがあるが、結果が悪くても会社側に改善する気がない(30歳代/男性/徳島県)
- 心理的不調に対しての対応がうまくできていない(40歳代/男性/大阪府)
- シフト勤務がバラバラで体調管理が大変だから(50歳代/男性/千葉県)
なお、保健師や看護師などの専門家に健康管理を委託しているかどうかについては、全体の62.1%が委託していると回答した。
ここが気になる、健康管理での会社からのサポート
健康管理に関して会社からサポートを受ける際に気になることがあるかの問いについては、約半数(53.6%)が懸念や気になることがあると回答。プライバシーに配慮して欲しいという回答が多く寄せられたほか、面談が増えるだけで、根本的に職場環境を是正しないのではないか、という懸念などが寄せられた。
社員が健康管理のために改善を望むのは「長時間勤務」「福利厚生」「ストレスチェック」など大きく5つ
社員の健康管理改善のため、会社に求めたいこととして挙げられた上位は以下の通り。
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