秋まで続く花粉症が憎い 約3割の企業が作業効率低下など「業務に悪影響」
月刊総務 編集部
最終更新日:
2023年06月15日
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東京商工リサーチ(東京都千代田区)は6月13日、花粉症が業務に悪影響を与えていると考える企業が、3割近くに上る調査結果を明らかにした。作業効率低下のみならず、遅刻増加などの影響もあるという。
対面サービス業など、在宅勤務が難しい業種への影響大
花粉症が業務に「悪影響を与えている」と回答した企業の割合は28%(「大いに与えている」「少し与えている」の合計、以下同)。一方、「全く与えていない」と答えた企業の割合は26.45%にとどまっており、差はあれど約4社に3社は花粉症によって業務に影響が出ていると感じている。
企業別に見ると、大企業が23.2%なのに対し、中小企業は28.6%と5ポイント超も上回る。同社では「大企業は医療機関への受診費用の補助、在宅勤務の推奨など、コロナ禍で学んだ対策を生かしている」と分析する。
花粉症が業務に与える影響を業種別に見ると、対面型サービス業ほど大きい傾向が出ており、これはコロナ禍の直撃を受けた業種と重なる。花粉にさらされても在宅勤務が難しい業種へは、「はた目から見る以上に深刻な影響が蓄積されている」と同社は指摘する。業種別に見た企業の割合は、それぞれ以下の通り。
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