企業の人材育成、課題感のトップは「中長期的な育成戦略」 3割は課題解決「検討したことがない」
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年09月12日
グロービス(東京都千代田区)は9月11日、従業員規模300人以上の企業で、人材育成業務に従事する社員500人を対象に実施した「人材育成における課題」の調査結果を公表した。
調査結果からは、人材育成業務に携わる社員にとって、「育成戦略」「データ活用」が課題となっているものの、3割が「課題解決を検討したことがない」状態にあることがわかった。
「データの活用」と「戦略立案・実行」がかみ合わず
人材育成業務の中で感じる課題感で最も優先度が高かったのは「中長期的な育成戦略」(35.0%)で、次いで「データの分析」(19.8%)、「短期的な育成戦略」(16.6%)、人材データの一元管理(14.0%)、「データの収集」(13.6%)の順だった。
人材育成のデータには、研修効果、公募活性施策の有用性、社員の学習ニーズなどに関するものがあり、同社は「こうしたデータを収集し分析することは、戦略を立てることはもちろん、戦略の方向性が間違っていないかを把握し、より良い方向へと軌道修正していくために不可欠」と指摘している。
また、「戦略」と「データ活用」が上位を占めたことから、多くの企業でデータの活用と戦略立案・実行がかみ合いにくい状況にあることが浮き彫りとなった。
「人材育成業務上の課題解決、検討したことがない」は課長・係長・主任で約3割
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