還暦社員の3割が「貯蓄100万円未満」 就労意欲は高いが、不安は体力・収入・物価に集中

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年05月14日

プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険(PGF生命、東京都千代田区)は5月13日、2025年に還暦(60歳)を迎える1965年生まれの男女を対象に実施した調査結果を発表した。ライフスタイルや老後に対する意識を探った本調査からは、人生100年時代を見据えた不安や希望が浮かび上がった。

貯蓄額「100万円未満」が3割 「3000万円以上」は2割に届かず

総務省統計局によると、今年還暦を迎える1965年生まれの男女は全国で174万人に上る。とくに今年の干支「巳年みどし」生まれの中では最多の世代だという。

今回の調査で、現時点の貯蓄額を尋ねたところ、「100万円未満」が30.0%と、調査開始以来最も高い割合となった。一方で「3000万円以上」は2024年で18.0%、2025年では19.7%にとどまり、2年連続で2割を下回った。

現段階の貯蓄金額(※画像クリックで拡大)

平均貯蓄額は2460万円。2023年以降、減少傾向が続いており、2023年が3454万円、2024年が2782万円、そして2025年には2460万円と、前年より322万円減少し、調査開始以来の最低額となった。

還暦以降の就労意向について、60歳以降に働きたいと思うかを聞いたところ、働きたいと思う人は87.1%、働きたいと思わない人は12.9%と、大多数が還暦以降の就労に対して意欲的であることがわかった。

60歳以降も「働きたい」87.1% 70歳超えても意欲

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